ユニバーサル・スタジオは世界5カ所目で、アジアでは大阪、シンガポールに続く3カ所目。開業時期は明らかにしなかった。米メディアによると、敷地面積は約120ヘクタールでハリポタやスパイダーマン、トランスフォーマーなどの人気映画のほか、中国をテーマにした独自アトラクションも設ける。
建設交渉は13年前に始まったといい、チャン会長は「この13年間に中国人民の生活水準は大きく改善した。いまや毎年2億5000万人が中国各地から北京に旅行するようになった。この巨大市場は、われわれの計画に自信を与えてくれる」と述べ、集客に強い期待を示した。
中国では、ディズニーランドが香港に続き上海で開業するほか、アニメ映画「シュレック」などを手掛ける米ドリームワークス・アニメーションも上海でパーク建設を計画している。
映画興収が大幅増
ハリウッドの中国依存は高まるばかりだ。ハリウッド・リポーター誌によると、今年上期の中国での米映画の興行収入は前年同期比22%増の21億6000万ドル(約2300億円)と大きく伸び、米映画が中国映画市場全体の約52%と半分以上を占めた。