岩切市長はこれまで特別委の審査状況をみて、陳情が早く採択されれば、12月の定例議会の前に臨時議会を開催する方針を示していた。
ただ、鹿児島県議会の池畑憲一(いけはた・けんいち)議長(67)が15日、小渕優子(おぶち・ゆうこ)経済産業相(40)との会談で県民に直接再稼働について説明するよう求め、経産相は地元入りに前向きな考えを示していた。しかし、ここに来て小渕経産相の政治資金問題が発覚し、地元入りは微妙な情勢だ。
再稼働をめぐる地元同意の手続きが加速してきた背景には、疲弊した地元経済を活性化させる狙いに加え、反対の声が広がらないうちに手続きを進めたい思惑も見え隠れする。
政府は、川内原発から半径30キロ圏内の5市町で開かれている住民説明会を通じ、住民の再稼働への理解を得たいとの考えだ。
薩摩川内市ホテル旅館組合の福山大作(ふくやま・だいさく)組合長(63)は「原子力規制委員会の審査に合格したのだから、一刻も早い再稼働を望んでいる。再稼働は経済を活気づける起爆剤になる」と歓迎している。(SANKEI EXPRESS)