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重い燃料費ずしり 迫る再値上げ 電力各社が財務悪化 (1/4ページ)

2014.6.2 11:25

完全停止から既に2年を越えた北海道電力の泊(とまり)原発。この間に経営が悪化した北電の自己資本比率は、「危険水域」とされる10%を割り込んだ=北海道古宇郡泊村(共同)

完全停止から既に2年を越えた北海道電力の泊(とまり)原発。この間に経営が悪化した北電の自己資本比率は、「危険水域」とされる10%を割り込んだ=北海道古宇郡泊村(共同)【拡大】

  • 関西電力の八木誠社長=2014年3月26日、大阪市北区(柿平博文撮影)
  • 東京電力の広瀬直己社長(中央)=2014年3月20日、東京都内(宮川浩和撮影)
  • 電力3社と東京電力の連結自己資本比率=2010年度~2013年度

 原子力発電所の停止に伴う火力発電用燃料費の拡大で、電力各社の財務が“危険水域”にまで悪化している。2014年3月期は関西電力など5社が3期連続の最終赤字となり、銀行融資が受けにくくなる恐れも出てきた。原発の再稼働が見通せない中、各社は「電気料金を再値上げしなければ、収支を改善できない」と悲鳴を上げている。

 「債務超過」の恐れ

 「一般論として3期連続赤字であれば当然審査の目は厳しくなる。ただ政府は(エネルギー基本計画などで)原子力に関して明確なコメントを出しており、注意深く見守る必要がある」

 みずほフィナンシャルグループの佐藤康博社長(62)は5月中旬の決算会見でこう語った。銀行の融資審査はすぐには厳格化されない見通しだ。

 ただ、3月期決算では関電のほか、北海道▽中部▽四国▽九州-の計5電力が3期連続の最終赤字を余儀なくされた。財務の健全性を示す自己資本比率は北海道電が7.6%と「危険水域」とされる10%を割り込み、借金が資産を上回る「債務超過」の恐れが出ている。

進まぬ原発再稼働

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