上院選に出馬している民主党のある女性候補は最近、オバマ氏が積極的な銃規制や環境政策で「違い」を強調するCMを作って話題を呼んでいる。キャッチフレーズは「私はバラク・オバマではありません」。米メディアは、このように民主党候補がオバマ氏を遠ざける行動を「ハズマット・スーツをまとっている」と論じる。ハズマット・スーツとはエボラ出血熱の患者を手当てする医療従事者が着用する防護服のことだ。
選挙戦が最終盤を迎え、民主、共和両党の全国組織は重点区に巨額の選挙資金を投入し、地元局でCMを流している。戦略はくっきりと分かれている。民主党は雇用、教育など地域の課題に消極的だとして対抗馬を攻撃しているのに対し、共和党はイスラム国やエボラ出血熱など国政課題への対応でオバマ氏の過去の発言を取り上げることで相手を批判している。
両党の議論はかみ合わず、「州の利益を第一に考え、党の垣根を越えます」と訴えることが民主党候補にとってトレンドになっている。