ロシア・サンクトペテルブルク【拡大】
好奇心旺盛だ。関心は、欧州の伝統音楽へと広がる。
――留学したい。
昼、夜、アルバイトを掛け持ちして資金をためた。伝統音楽が盛んなアイルランドへ旅立った。26歳だった。留学中、イタリアやスペインなどを貧乏旅行。歴史を刻む風土で育まれた音楽に触れた。
帰国後。ボーカリストとして本格的に活動を始めた。東京都内のライブ会場。官庁職員に声をかけられた。
――日露交流コンサートに出演しませんか。半信半疑で引き受けた。企画はとんとん拍子に進む。3年前、サンクトペテルブルクへ。
「東日本大震災の直後でした。ロシア人が『ニッポンがんばれ』って大声援。アンコールの連続でコンサートがなかなか終わらなかった」と笑顔で語る。大好評に応え、10月、再び、ロシアへ飛んだ。
信条は「願えばかなう。何事も」。
自分の音楽を確立して世界で歌っていきたい。「期待と希望を持って生きています」(塩塚保/SANKEI EXPRESS)
■逍遥 気ままにあちこち歩き回ること。