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衰えぬ人気 不世出のソプラノ マリア・カラスと名歌手 月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」12月号  (2/3ページ)

2014.10.22 15:05

世紀のプリマ・ドンナ、マリア・カラス。(C)Ken_Veeder

世紀のプリマ・ドンナ、マリア・カラス。(C)Ken_Veeder【拡大】

  • CD69枚組のボックス・セット。輸入盤で分売もされている(提供写真)
  • 月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」12月号。(提供写真)

 最盛期10年に偉業

 カラスが、プッチーニのオペラ「トスカ」のアリア「恋に生き、歌に生き」になぞらえて語られるのは、ギリシャの海運王オナシスとの恋愛と破綻が大きな要因。カラスは夫メネギーニがいながら、オナシスに走る。しかし、その頃からカラスの声は衰え始めていた。オナシスは結局、ケネディ元大統領夫人ジャクリーンと電撃的に結婚してしまう。

 カラスの最盛期は1950年代。わずか10年ほどしかなかったが、69枚のCDには、重く強い声が必要なオペラから、ベルカントものなど、多くの種類のオペラが収録されている。映画に使われた音楽を集めたCD「ピュア」も9月に発売されており、その中にはビゼーやベッリーニなど11人もの作曲家の18曲が収録されている。

 ヴェルディのオペラでは「椿姫」や「アイーダ」「リゴレット」など28曲のうち10曲をレパートリーにした。

 音楽評論家の高崎保男氏は「カラスの歌を聴いていると、そこでどんな言葉が、どんな意味をもって歌われているかを改めて考え直さずにはいられない。ひいてはヴェルディがその音楽によって何を表現しようとしたのかを明確に気づかせてくれる」と記す。

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