小説でもアンブリッジ教授の部屋は乙女チックなレースのカバーや布で覆われ、子猫が描かれた皿が飾られている。一方で、魔法大臣への協力を拒んだハリーの手に罰として「僕は嘘をついてはいけない」という言葉を刻み込んだのも彼女で、ハリーの宿敵・ヴォルデモート卿を除けば、その体に永遠に消えない傷痕を残した唯一の敵でもある。
名前の由来明らかに
ローリングさんは、アンブリッジ教授は魔法省という組織の庇護(ひご)を得ながら法律や命令を利用して相手を服従させようとしており、「悪に邁進(まいしん)するヴォルデモート卿と同様に非難されるべき人物だ」と語っている。
BBCによると、ローリングさんは「ひときわ嫌悪を抱いている」この悪役の名前の由来も明らかにした。「ドローレス」は「悲しみ」という意味で、「アンブリッジ」はイギリス英語の「周囲に腹を立てる」という言葉から来ており、彼女の頑固さと狭量さを象徴する名前になっているという。
ハリー・ポッターの新作が「ポッター・モア」で発表されるのは、33歳になったハリーの物語と、歌う魔女、セレスティナ・ワーベックの短編に続き今年3回目。ハロウィーンのプレゼントとして予告され、英時間の10月31日にネットアップされた。(SANKEI EXPRESS)