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暴動備え「特需」 銃売り切れ 米黒人青年射殺の警官 不起訴濃厚 (1/4ページ)

2014.11.15 10:00

米ミズーリ州ファーガソン

米ミズーリ州ファーガソン【拡大】

 黒人住民らの激しい抗議活動を招いた、今年8月の米ミズーリ州ファーガソンでの白人警察官による黒人青年射殺事件は、警察官の起訴を判断する大陪審の結論が早ければ来週にも出る見通しになった。

 米メディアでは、起訴に持ち込むのは容易ではないとの見方が有力になっており、こうした中、ファーガソンやその近隣市では、銃が飛ぶように売れている。主な客筋は初めて銃を購入する白人層で、不起訴になって暴動が起きた場合に備え、自衛のため買っているのだという。銃をもって暴力を制す-。そこには米社会の縮図が見て取れ、治安当局は混乱再燃回避へ警戒を強めている。

 1日30~50丁も

 ファーガソンに近いミズーリ州セントルイス郡ブリッジトンにある銃砲店「メトロ・シューティング・サプライ」では、ここ数週間、通常時の4倍も銃が売れている。店主のジョン・スティーブンソンさんは13日、ABCテレビのインタビューに「いつもだと1日10~15丁も売れれば良い方だが、この3週間は1日30~50丁も売れた。今は仕入れれば、すぐに売り切れるといった感じ」と答えた。

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