養沢(ようざわ)の秋は盛りに=2014年11月16日、東京都あきる野市(野村成次撮影)【拡大】
数年前、おびただしい木の葉が流れていくのに出合ったことがある。きっと上流で、風が葉を舞い上げて川面に散らしたのだろう。1週間後には、何も流れてこなかった。ほとんどが散ってしまったのだ。そして冬がやってきた。今年の秋もあっという間に過ぎていくのだろう。せめてはつかの間の彩りを楽しむか。見上げた養沢の斜面には、赤と黄色になった広葉樹が杉の緑を背景に、この季節の主役は俺たちだと大きな顔をしていた。(野村成次、写真も/SANKEI EXPRESS)
■のむら・せいじ 1951(昭和26)年生まれ。産経新聞東京、大阪の写真部長、臨海支局長を経て写真報道局。休日はカメラを持って、奥多摩などの多摩川水系を散策している。