首都平壌市にあるアニメ映画の制作スタジオを視察する金正恩第1書記(中央)。米映画ファンで知られるが、自身の暗殺がテーマの映画は果たして見るのだろうか。北朝鮮国営の朝鮮中央通信が11月27日に配信した=北朝鮮(ロイター)【拡大】
システムがダウンする直前にはSPEのコンピューター画面に赤い骸骨の画像と「GOPによるハッキング攻撃」というメッセージが表示され、「これは始まりにすぎない。すでに伝えてあるわれわれの要求が満たされるまで(攻撃を)継続する」と警告した。さらに「(今回の攻撃では)秘密情報も入手しており、順次、ウェブサイト上に漏らしていく。秘密の中にはアンジェリーナ・ジョリーやキャメロン・ディアスらの個人情報も含まれる」などと告げた。
GOPとは諜報の世界では「ガーディアン・オブ・ピース(平和の守護者)」の略称として知られ、中国から北朝鮮のためにサイバー攻撃を行っている集団とみられるという。
クリスマスに全米公開
「ザ・インタビュー」は、北朝鮮で金第1書記にインタビューすることになったセス・ローゲンさん(32)とジェームズ・フランコさん(36)が演じるテレビ局の記者2人に、米中央情報局(CIA)から金第1書記の暗殺指令が下るというストーリー。当初は10月に全米公開される予定だったが、クリスマスに合わせて12月25日に延期された。60カ国以上(日本は未定)で上映見通しという。