北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記(31)の最側近である黄炳瑞(ファン・ビョンソ)・朝鮮人民軍総政治局長ら高官による代表団が4日、仁川(インチョン)アジア大会閉会式出席のため平壌から専用機で韓国入りした。黄氏らは仁川で韓国大統領府の金寛鎮(グァンジン)国家安保室長らと会談した。韓国統一省は、一連の会談で両国が今年2月に1度行われた南北の次官レベルによる高官級協議を再開し、今月末から11月初旬の間に協議を開くことで合意したことを明らかにした。
正恩氏の最側近
黄氏は、北朝鮮の国家最高指導機関である国防委員会の副委員長も兼ねる事実上の政権ナンバー2。韓国訪問や国際的行事への出席は異例だ。韓国の朴槿恵(パク・クネ)政権が昨年2月に発足して以降、訪韓した北朝鮮の要人では最高位となる。
実際、訪問には国家体育指導委員会委員長の崔竜海(チョ・リョンヘ)党書記や、対韓関係を統括する金養建(ヤンゴン)党統一戦線部長らが同行。その素顔は謎に包まれているが、周囲にはがっちりとした体格の警護員が終始ついて回り、他の2人をしのぐ大物ぶりを見せつけた。