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「B級グルメ」世界遺産へ団結 ベルギー 言語圏対立乗り越え国民運動 (3/3ページ)

2014.12.8 00:00

首都ブリュッセルで人気のフリッツ(フライドポテト)店「メゾン・アントワーヌ」はいつも観光客や地元の客でにぎわっている。動物性油脂で2度揚げし、マヨネーズをつけるのが定番。フリッツが、思わぬ形で国家の一体感を高める役割を担うことになった=2014年12月4日、ベルギー(ロイター)

首都ブリュッセルで人気のフリッツ(フライドポテト)店「メゾン・アントワーヌ」はいつも観光客や地元の客でにぎわっている。動物性油脂で2度揚げし、マヨネーズをつけるのが定番。フリッツが、思わぬ形で国家の一体感を高める役割を担うことになった=2014年12月4日、ベルギー(ロイター)【拡大】

  • ベルギー・首都ブリュッセル

 ベルギー式の特徴は2度揚げで、多くの場合、牛脂が使われ、マヨネーズやミートソース、カレーケチャップからタルタルソース、ベアルネーズソース、チーズまで、さまざまな味付けソースで楽しまれている。

 また、ベルギー国民は、ベルギーこそがフライドポテトの発祥国と自負しており、政府観光局によると、フライドポテトが「フレンチフライ」と呼ばれるようになったのは、第一次世界大戦中にフランス語圏に駐留していた米国の軍人らが帰国後、誤ってそう呼んだのが広まったためだという。

 2008年には西部ブリュージュに世界初のフリッツ博物館までできたベルギー。その美食の象徴はビールやチョコレートだけではないと世界に知らしめようとする、フライドポテトが生んだ国民的エネルギーが、国家の結束を高めることも期待されている。(SANKEI EXPRESS

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