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財政難の平昌五輪「そり競技」長野開催も 準備遅れ懸念 大会組織委、連盟と非公式協議 (3/3ページ)

2014.12.8 09:05

  • 韓国・江原道平昌
  • 2018年に韓国開かれる平昌(ピョンチャン)冬季五輪、1998年長野冬季五輪で実績のある日本

 「経済五輪」を掲げる文化体育観光省は9月、開閉会式会場について、平昌から約60キロ離れた江陵の既存施設を改装する案を示した。だが住宅密集地で工事が難しい上、開閉会式は開催都市で行うとの五輪憲章に反すると指摘された。結局は当初計画に戻り、韓国紙の中央日報は「時間の浪費」と批判した。

 聯合ニュースによると、政府はスピードスケート会場についても再設計を求め、着工が10月末にずれ込んだ。江原道議会は反発し、氷上競技場の建設費用で地元負担分の全額削減をちらつかせた。道は来年、主に開催準備のために約1000億ウォン(約108億円)の地方債を発行する方針で、台所事情は厳しい。

 そり競技会場の準備状況は不明だが、関係が悪化している日本での開催案には拒否感も強い。聯合ニュースは関係者の話として「長野五輪後、競技場の活用に難航する日本側が分散開催案を流して回っている」などと否定的に伝えた。(共同/SANKEI EXPRESS

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