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【長野で震度6弱】天井押し上げ救出 「近隣に感謝」 長野県白馬 「ミシミシ家揺れた」街一変 (1/4ページ)

2014.11.24 07:45

地震で散乱した家財道具を片付ける住人=2014年11月23日午前、長野県北安曇郡白馬村の堀之内地区(小野淳一撮影)

地震で散乱した家財道具を片付ける住人=2014年11月23日午前、長野県北安曇郡白馬村の堀之内地区(小野淳一撮影)【拡大】

  • ジャッキが残された現場=2014年11月23日午前、長野県北安曇野郡白馬村(小野淳一撮影、※画像は一部加工処理をしています)
  • 救出された津滝君和(つたき・きみと)さん=2014年11月23日午前、長野県北安曇野郡白馬村(小野淳一撮影)
  • 【長野で震度6弱】各地の震度。2014年11月22日午後10時8分ごろ、長野県北部で震度6弱の地震があった。気象庁によると、震源地は長野県北部で、震源の深さは約5キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.7と推定される。

 道路はひび割れて波打ち、崩落した住宅の屋根が道路をふさいだ…。1998年の冬季五輪会場の一つでスキーの街としても知られる長野県白馬村。普段は穏やかな時が流れる街の様相を、地震の揺れは一変させた。建物被害は、196棟。変わり果てた街の姿に住民らは途方に暮れた。

 山肌を雪が覆う北アルプスの麓にある白馬村の堀之内地区。地震発生から一夜明けた23日、集落に一歩足を踏み入れると、揺れの強さを示すかのように住宅が無残な姿をさらしていた。

 1階部分が完全に押しつぶされた住宅が点在し、道路は粉々に割れた窓ガラスや土壁の破片であふれる。アスファルトも、あちこちに亀裂が入って波打ち、マンホールが10センチ以上浮き上がっているのも確認できた。電柱は傾き、一夜明けても電気が復旧しない世帯もみられた。

 堀之内地区で暮らす柏原武幸さん(72)は就寝中に揺れが襲ってきたという。自宅は築200年。自慢の太い柱はこれまで、どんな地震にも耐えてきた。

「今まで経験したことのない揺れだった」

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