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被災地と民間人材つなぐ 復興と社会問題解決の糸口に (1/3ページ)

2014.8.22 11:40

岩手県釜石市の広聴広報課に勤務する村上浩継さん。自らの経験を復興に役立てたいとの思いを胸に被災地に飛び込んだ=2014年8月8日(日本財団撮影)

岩手県釜石市の広聴広報課に勤務する村上浩継さん。自らの経験を復興に役立てたいとの思いを胸に被災地に飛び込んだ=2014年8月8日(日本財団撮影)【拡大】

  • 岩手県釜石市
  • 主な被災地・施設=2011年3月11日当時

 【ソーシャル・イノベーションの現場から】

 8月5日、東京・赤坂の日本財団ビルではたくさんの人が真剣な面持ちで登壇者の言葉に耳を傾けていた。

 開催されたのは、「“自分らしい働きかたをみつけよう”『WORK FOR 東北』説明会」と銘打たれたイベント。一見すると就職・転職フェアを思わせるタイトルだが、「WORK FOR 東北」とあるように、東日本大震災の復興を目的としている点が、一般的な就職・転職フェアと異なる。社会人として培った経験やスキル、知識を復興に生かしたいと、20代から70代までの幅広い人材が集まった。

 壇上では、被災地での経験を通じて自身の人生を見つめ直してキャリアアップを果たした人や、民間企業から臨時職員として現在も被災地の自治体で働く人らによるトークセッションが行われ、聞き入る参加者の目は真剣そのものだった。

 未経験業務も好結果に

 大震災の発生から間もなく3年半が経過しようとしている被災地の岩手県釜石市。市役所の広聴広報課に勤める村上浩継さん(34)も、「東北復興の手助けをしたい」という志を胸に被災地に飛び込んだ一人だ。

市民一人一人が広報担当者として

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