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被災地と民間人材つなぐ 復興と社会問題解決の糸口に (2/3ページ)

2014.8.22 11:40

岩手県釜石市の広聴広報課に勤務する村上浩継さん。自らの経験を復興に役立てたいとの思いを胸に被災地に飛び込んだ=2014年8月8日(日本財団撮影)

岩手県釜石市の広聴広報課に勤務する村上浩継さん。自らの経験を復興に役立てたいとの思いを胸に被災地に飛び込んだ=2014年8月8日(日本財団撮影)【拡大】

  • 岩手県釜石市
  • 主な被災地・施設=2011年3月11日当時

 きっかけとなったが、2013年10月に開かれた「WORK FOR 東北」の個人向け説明会。そこで紹介された釜石市の広聴広報課の業務は、自分の経験を生かせる仕事だと思い、すぐにエントリーした。

 復興の進捗状況を市民に伝えたり、釜石市の魅力を市外に発信したりする仕事を担当すると聞いて申し込んだ。ところが、14年4月に着任してみると、市民からの意見や要望、パブリックコメントを取りまとめ、市政に反映させる広聴の仕事も担当することになった。

 未経験の仕事に最初は戸惑いもあったが、「慣れない土地に来て、頑張る人たちと接する機会を多く得られたことで、街のことを早く知ることができ、結果的には良かった」と振り返る。

 市職員としての業務に慣れてきた6月頃から、自らが講師を買って出て、市民を対象に「広報勉強会」を始めた。着任前は知ることができなかった、多くの情報を釜石市に来て初めて知った。市民一人一人が広報担当者として、被災地の現状をもっと多くの人に届けたいという思いから始めたものだ。故郷の復興に貢献したいという市民が集まり、情報発信のノウハウを互いに学んでいる。

「WORK FOR 東北」 日本の未来の問題解決へ

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