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【長野で震度6弱】天井押し上げ救出 「近隣に感謝」 長野県白馬 「ミシミシ家揺れた」街一変 (3/4ページ)

2014.11.24 07:45

地震で散乱した家財道具を片付ける住人=2014年11月23日午前、長野県北安曇郡白馬村の堀之内地区(小野淳一撮影)

地震で散乱した家財道具を片付ける住人=2014年11月23日午前、長野県北安曇郡白馬村の堀之内地区(小野淳一撮影)【拡大】

  • ジャッキが残された現場=2014年11月23日午前、長野県北安曇野郡白馬村(小野淳一撮影、※画像は一部加工処理をしています)
  • 救出された津滝君和(つたき・きみと)さん=2014年11月23日午前、長野県北安曇野郡白馬村(小野淳一撮影)
  • 【長野で震度6弱】各地の震度。2014年11月22日午後10時8分ごろ、長野県北部で震度6弱の地震があった。気象庁によると、震源地は長野県北部で、震源の深さは約5キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.7と推定される。

 男性は、津滝(つたき)佳之さん(78)。頻繁に余震が続く中、家財道具を一心に運び出した。地震は自宅を奪い、将来への不安は尽きないが、かすかな望みをつないだという。「近隣住民のおかげです」。津滝さんはかみしめるように語った。

 揺れが襲った22日夜、津滝さんはテレビを消して就寝しようとしていた。突き上げるような衝撃を受け、とっさにこたつの中に身を隠した。「ドン」と大きな音を聞き、身の危険を感じたため避難を決意。家が崩れる中、命からがら何とか外に飛び出した。

 周囲を見回すと、家の中にいた娘や孫は確認できたが、1階で就寝中だった妻の君和(きみと)さん(73)の姿が見当たらない。名前を呼ぶと、家の中から振り絞るような声が聞こえた。「助けて…」

 崩れた天井と床の数十センチの隙間に妻の姿が見えた。停電で暗闇に包まれる中、妻の名を叫ぶ津滝さんの声を聞きつけ、近隣住民十数人が駆けつけた。住民は車のジャッキを差し込み、力を合わせて救出を試みた。

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