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【長野で震度6弱】天井押し上げ救出 「近隣に感謝」 長野県白馬 「ミシミシ家揺れた」街一変 (4/4ページ)

2014.11.24 07:45

地震で散乱した家財道具を片付ける住人=2014年11月23日午前、長野県北安曇郡白馬村の堀之内地区(小野淳一撮影)

地震で散乱した家財道具を片付ける住人=2014年11月23日午前、長野県北安曇郡白馬村の堀之内地区(小野淳一撮影)【拡大】

  • ジャッキが残された現場=2014年11月23日午前、長野県北安曇野郡白馬村(小野淳一撮影、※画像は一部加工処理をしています)
  • 救出された津滝君和(つたき・きみと)さん=2014年11月23日午前、長野県北安曇野郡白馬村(小野淳一撮影)
  • 【長野で震度6弱】各地の震度。2014年11月22日午後10時8分ごろ、長野県北部で震度6弱の地震があった。気象庁によると、震源地は長野県北部で、震源の深さは約5キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.7と推定される。

 「助けてやるからな」。津滝さんは救出されるまでの間、妻を励まし続けたという。約20分後、君和さんは布団ごと引っ張り出された。津滝さんは「家族全員が無事だったのは、唯一の救いです」。肩の打撲で済んだ君和さんも「村のみなさんに、本当に感謝しています」と涙をぬぐった。

 住み続けられるのか

 地震から一夜明け、住民は改めて地震の威力を語った。アダムソン陽子さん(39)は夫と2~9歳の子供の5人家族。突然の揺れに、陽子さんは長女と長男に布団をかぶせ、夫は次女を抱きかかえ、揺れが収まるのを待った。家族は全員無事だったが、陽子さんは「船上で揺られているようだった」と振り返った。

 農業を営む山田寿穂さん(58)は、揺れが襲った際は入浴中だった。「はいながら浴室を出た」。一緒に暮らす高齢の母(90)も無事だったが、台所は棚から食器が飛び出してガラス戸も割れて破片が散乱し、足の踏み場もない。

 23日夜も断水が続き、食事も作れない状態。母は施設に預けたが、心配は尽きない。「余震が続いているので、すぐ逃げられるよう窓が近いこたつで寝ます。でも、このままずっと住み続けていけるのか…」。山田さんは表情を曇らせた。(SANKEI EXPRESS

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