クアラルンプール国際空港でマレーシア航空機を見送る少年。今年3月8日にこの空港から乗員乗客239人を乗せて北京に向け飛び立った370便はいまも行方不明のままだ=2014年12月8日、マレーシア・首都クアラルンプール(ロイター)【拡大】
さらに「(370便のB777を製造した)米ボーイングは2006年に機体の遠隔操作システムの特許を得ている」と指摘。これらの取材や情報に基づき、「何者かに遠隔操作でハイジャックされ、ディエゴガルシア島の米海軍の基地に向かい、2001年の米中枢同時テロと同じ自爆攻撃を仕掛けたが、これを察知した米軍が撃墜した可能性がある」と結論付けた。
何度も浮上、その都度否定
遠隔操作をめぐっては、マレーシアのマハティール・ビン・モハマド元首相も5月に、「米中央情報局(CIA)やボーイングが遠隔自動操縦で強制的にどこかに着陸させた」との説を唱え波紋を広げたことがある。
370便がディエゴガルシア島に向かったとの臆測は、これまで何度か報じられたことがあり、その都度、米軍当局は「370便は基地の周辺を飛行していない」と否定してきた。
これまでマレーシアと日米中韓の5カ国が南シナ海からインド洋で大規模な捜索を行ったにもかかわらず、機体の残骸は一つも見つかっていない。墜落原因も、機体の異常やハイジャックのほか、機長の自殺や病気なども浮上したが、いずれも何の手がかりも得られていない。謎に満ちていることが、“陰謀説”が後を絶たない最大の理由といえそうだ。(SANKEI EXPRESS)