ノーベル賞にあやかろうというわけではないが、冬の鎌倉にはLEDのイルミネーションがよく似合う。昼間は観光客でにぎわう街中も、夜になるとぱたっと人通りが途絶え、商店も午後6時ごろにはシャッターを下ろしてしまう。その静寂ぶりが熱度の低い光とマッチするのでしょうね。
海岸に近い由比ガ浜通りはかつて、鎌倉で最もにぎやかな商店街だったという。映画館などもあった。最近はどちらかというと時代に取り残されているような印象が強かったのだが、そのレトロ感覚が逆に魅力なのか、このところしゃれたお店が次々にオープンしている。
長距離走で言えば、先頭集団がぐるっとトラックを一回りして追いついてしまったので、周回遅れで時代の最先端に躍り出てしまった。そんな感じだろうか(商店街の皆さん、ごめんなさい。でも、夜は本当に静かになります)。
その由比ガ浜通りの六差路の複雑な交差点脇に安置されている六地蔵の背後にも、なんとチカチカのイルミネーションが飾られているではないか。古いようなモダンなような、不思議な空間…=写真。