エアアジアは経営危機にあった2001年、フェルナンデス氏が25セント(約30円)で買収。1路線を2機の中古機で結んでいた経営を立て直し、多額の負債を1年余りで返済した。安全管理の厳しさは保つ一方で、徹底した経費削減によって従来の航空会社の半額以下の料金を実現させ、それまで空の旅が「高根の花」だった東南アジアの庶民の心をがっちりつかんで事業を拡大。今ではエアバスA320を150機以上運航させ、東南アジアを中心に約20カ国を結ぶネットワークを築いた。
一度撤退した日本市場への再参入も狙い、今年7月に楽天などと異業種連合を組んでエアアジア・ジャパンを再設立させ、中部空港を拠点として来年夏の就航を目指している最中だ。
スラバヤの空港には28日、不明の報を受けた乗客の家族や友人らが集まった。両親ら7人が乗っていたという若い女性は、地元テレビの取材に「休暇でシンガポールに向かっていた。情報が何もなく、心配だ」と泣き崩れた。(SANKEI EXPRESS)