「自分を通して作曲家の思いを伝えられれば」と話した、バイオリニストの岡本誠司さん(本人提供)【拡大】
3歳からバイオリンを始め、スズキ・メソードを習った。こつこつとした練習はあまり好きでなかったが、音楽は常に好きだった。並行して6歳からピアノを習ったことがいま、ピアノ曲からバイオリン曲のインスピレーションを得るなど役立っているという。
すべて無伴奏曲でリサイタル
東京・富ケ谷のHAKUJU HALLで行われるリサイタルのプログラムは、バッハやテレマン、イザイ、パガニーニなどすべて無伴奏曲を並べた。
「リクライニング・コンサートですので、初めてクラシックを聴く人などいろいろな方が聴きにきてくださると思います。イザイの第5番などあまり多く弾かれない曲もありますが、名曲も入っています。バッハの『シャコンヌ』があることで、ビーバーの『パッサカリア』の良さも際立つと思います」
あえてコンサートに足を運んでくださるお客さまに感謝している、と話す。