ボールに規定違反があったとされる1月18日のアメリカン・カンファレンス決勝でパスをするペイトリオッツのQBトム・ブレイディ=2015年、米マサチューセッツ州フォックスボロ(AP)【拡大】
レギュラーシーズン中の昨年11月16日に両チームが対戦した際、コルツの守備選手がボールの異常に気付き球団職員に報告したことが、今回の調査の伏線になったという。
罰金、ドラフト指名権喪失も
意図的にボールの空気を抜いていたことが判明すれば、最低で2万5000ドル(約294万円)の罰金を科され、ドラフト指名権を失う可能性があるという。
ペイトリオッツのビル・ベリチック監督は21日の記者会見で「NFLが求める事柄すべてについて、全面協力する」と表明。NFLのトロイ・ビンセント執行副社長は「2、3日以内に調査を完了させたい」と、早期解決に意欲を見せた。
これに対し、ペイトリオッツのパスを投げるクォーターバック(QB)のトム・ブレイディ選手は、ボストンのラジオ番組で、「心配するようなことではない。こんな話には答えるまでもない」と疑惑を否定した。
空気圧の低いボールは投げやすく捕球しやすいため、パス攻撃を多用するチームには大きな利点となる。とりわけ、18日の試合のように低気温や悪天候の試合では、その効果はさらに高まるという。