追悼式典に合わせ、アウシュビッツ強制収容所跡を訪れた元収容者ら。当時の囚人服と同じ水色と白の縞模様の布切れを身につけ、「働けば自由になる」と書かれた看板の下を歩いた=2015年1月27日、ポーランド・オシフィエンチム(ロイター)【拡大】
イスラエルのガザ攻撃に抗議した昨夏のデモでは、「反ユダヤ主義」的な言葉が飛び交い、イスラエル・メディアは、英仏独でこうした事件が増えていると警鐘を鳴らした。
国際アウシュビッツ委員会のホイプナー副委員長は、生存者が現在の状況にナチス台頭とともに反ユダヤ主義が強まった当時を重ね、「デジャビュ(既視感)に襲われている」と産経新聞の取材に語った。
「欧州はどこへ向かうのか」。そう不安視するホイプナー氏は、国籍や生まれた境遇、宗教が違っても平和に暮らせる世界を生存者は望んでおり、自らの過酷な体験を発信していくことで、そのメッセージを「次世代が、さらに次の世代に伝えてくれると信じている」と強調した。(ポーランド南部クラクフ 宮下日出男/SANKEI EXPRESS)