ダンス関連の企画演出などを行う株式会社「アノマリー」代表取締役兼ダンサー、カリスマカンタローさん=2013年2月27日(本人提供)【拡大】
これはかねて僕が常々自問自答している質問であり、僕なりの一つの答えを持っているものでもあります。カリスマ性とは、基本的には自分で出そうと思って出せるものではない。周囲がその人の容姿や言動、作品を見て「カリスマだ」とはやしたてるからこそ、その噂が噂を呼び「カリスマ性」につながっていくのだと思います。
その基準は「カッコいい」「かわいい」など曖昧なものですが、必ず誰もが持っている感情でもあります。僕は自分の名前を「カリスマカンタロー」にするにあたり、こう考えていました。「自らカリスマと名乗って、それを信じることができれば周囲を巻き込んで何か大きなことができるようになるのではないか? 自分もカリスマ性を持つことができるのではないか?」と。
一見ばかげた話に聞こえるかもしれませんが、会社を始めて10年経過したその結果はどうでしょう? ゆっくりとではありますが、徐々に周囲の魅力的な皆さんを巻き込んで、僕もその輪の中に入って、時にその中心となり、活動できるようになってきています。