ダンス関連の企画演出などを行う株式会社「アノマリー」代表取締役兼ダンサー、カリスマカンタローさん=2013年2月27日(本人提供)【拡大】
僕がダンスを始めた頃の約20年前は、どちらかというと怖い人がやってるというイメージがつきまとっていたかと思います。またそのイメージがカッコいいというイメージとリンクする感じもあり、決してダークなイメージではなかった印象です。そんな中、一般層へのアプローチは、決まってテレビ番組のダンスコーナーだったのではないかと思います。
数々の番組が生まれ、スターが出てはブームが去るという流れがある半面、クラブシーンでのダンスは脈々と受け継がれていきました。またダンサーがスタジオでレッスンを持つようになり、徐々にスクールダンサーが増えていきました。このスタジオのインフラが整い出すタイミングとダンス番組の相乗効果によりキッズダンサーが爆発的に増加したのだと僕は考えています。
僕自身もダンス番組をいくつかリアルタイムで見ながらたくさんの影響を受けました。その当時からスタジオで決まった曜日にレッスンを受けるという習慣も生まれました。キッズダンサーが夜一人でスクールに通うということは他の国ではなかなか見られない光景です。ましてやダンスが教育に入っている国なんてなかなかないでしょう。