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AI開発 ゲイツ氏も「危険」 マイクロソフト研究部門トップの擁護に反論 (3/3ページ)

2015.2.3 00:02

「人工知能は危険」との認識を示したマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏=2015年1月27日、ドイツ・首都ベルリン(AP)

「人工知能は危険」との認識を示したマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏=2015年1月27日、ドイツ・首都ベルリン(AP)【拡大】

 実際、ホロビッツ氏はBBCなどに「MSRの人材や資源の4分の1をAIの開発に振り向けた」と明かし、「MSのコルタナとアップルのSiri(シリ)、グーグルのグーグル・ナウは最高の知能を持つ音声アシスタントの座を競い合っており、この競争は今後、さらに過熱する」と自社などによるAI開発競争を強くアピールしている。

 MSRは昨年7月、あらゆる物体を視覚的に認識することを可能にするAIの研究プロジェクト「プロジェクト・アダム」の成果を発表。コルタナでステージ上の犬を撮影し、正しい犬種を画面に表示するデモンストレーションを行った。MSはグーグルの同種のプロジェクトに比べ、約2倍の確度で画像認識が可能だと強調する。

 ホーキング博士はAIの危険性について「人類が完全なるAIを開発すれば、それは自ら発展し、加速度的に自身を再設計し始める。完全なるAIの開発は人類の終焉(しゅうえん)をもたらす可能性がある」と警鐘を鳴らしている。MS創業者のゲイツ氏の発言も踏まえると、AI開発競争の行く末にはよくよく気をつけておいた方がよさそうだ。(SANKEI EXPRESS

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