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安保理討論会合 中国外相が日本批判 戦後70年 対日歴史戦激化の合図か (2/4ページ)

2015.2.25 10:55

国連安全保障理事会の討論会合で演説する吉川元偉(もとひで)国連大使=2015年2月23日、米ニューヨーク(共同)

国連安全保障理事会の討論会合で演説する吉川元偉(もとひで)国連大使=2015年2月23日、米ニューヨーク(共同)【拡大】

  • 国連安全保障理事会の討論会合を主宰した中国の王毅(おう・き)外相=2015年2月23日、米ニューヨーク(共同)

 「こうした姿勢は日本人が誇りとするところであり、今後も変わらない」と述べ、国連とともに平和構築や軍縮、人権問題などに積極的に取り組む方針を示した。

 韓国と北朝鮮の代表も会合で発言したが、歴史認識問題への言及は避けた。(ニューヨーク 黒沢潤/SANKEI EXPRESS

 ≪戦後70年 対日歴史戦激化の合図か≫

 中国の王毅外相は23日、米ニューヨークでの国連安全保障理事会の討論会合で約80カ国の参加者を前に、名指しを避けながらも厳しい日本批判を展開した。2月19日の春節(旧正月)で新春を迎える慣習がある中国では、会合は新しい年の最初の重要外交行事と位置づけられる。王外相の演説を聞いた北京の日本問題専門家は「今年の対日政策も昨年と同じく厳しいものになりそうだ」と述べた。

 昨年11月には2年ぶりの日中首脳会談が実現し、中断していた各分野の日中交流は徐々に回復しつつある。日本側の関係者は日中関係回復を期待しており、日本政府も歴史認識問題などで新たに中国を刺激していない状況だ。

毎年“反日カード”を変えているのが特徴

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