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「大切な何か」考えるきっかけに 映画「くちびるに歌を」 恒松祐里さんインタビュー (2/3ページ)

2015.2.27 15:15

「女優の仕事は限界がないから面白い。どん欲に続けていきたい」と語る恒松祐里(つねまつ・ゆり)さん=2015年1月28日、東京都港区(宮崎裕士撮影)

「女優の仕事は限界がないから面白い。どん欲に続けていきたい」と語る恒松祐里(つねまつ・ゆり)さん=2015年1月28日、東京都港区(宮崎裕士撮影)【拡大】

  • 【かざすンAR(視聴無料)】映画「くちびるに歌を」(三木孝浩監督)。2月28日公開(マンハッタンピープル提供)。(C)2015_「くちびるに歌を」製作委員会、(C)2011_中田永一/小学館

 五島列島の中学校へ柏木ユリ(新垣結衣)が音楽の臨時教員として東京から赴任してきた。かつてピアニストとして大活躍していた柏木は、合唱部の顧問となり、その指導力を期待されていたが、どこか浮かない表情。そんなある日、合唱コンクールへの出場を目指すナズナ(恒松)ら部員たちに「15年後への自分へ手紙を書く」との課題を出したところ、部員たちが執筆した手紙には切実な悩みや秘密がつづられていた。

 15歳の純粋さ

 三木監督の注文は「よりまっすぐに純粋な人物となるよう努力してほしい」というものだった。「悲しい過去からピアノを弾けなくなってしまった柏木先生が生徒たちの手紙を読んだ結果、15歳のころの自分を思い出し、初心を取り戻すわけです。私たち生徒役の演技がちょっとでも純粋に見えないと、柏木先生は昔の自分を見られなくなってしまうんです…」

 子役としてもまれてきた都会育ちの恒松にはなかなかイメージしにくいミッションだったが、クランクインのはるか前に島へ渡り、現地の生活を体験してみることでうっすらと展望が見えてきた。

女優、恒松祐里略歴

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