モデル出身の女優としてまだ発展途上にあり、初めて母親役に挑んだ佐々木とは、とことん意思疎通を図った。「脚本の読み合わせ段階で演技を練習してもらったり、役作りに関する意見交換です。佐々木さんからは『もっと宿題がほしい』『参考になる作品を教えてください』と求められ、やる気と意気込みが伝わってきました」
監督は女の友情の一つのあり方を提示したが、友情に男女の区別はないとの思いが強い。「友情で大切となるのは、相手に対し、誠実に、誠意を持って接することができるかという点に尽きます。まあ、女性の方がより繊細で、相手の心の深いところまで入っていって接している感じはしますが…」。2月28日、全国公開。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS)