ケビン・アンダーソン(南アフリカ)を下して世界ランキング4位となり喜ぶ錦織圭(にしこり・けい)=2015年2月27日、メキシコ・ゲレーロ州アカプルコ(AP)【拡大】
錦織が優勝し、ラファエル・ナダル(スペイン)がアルゼンチン・オープンで優勝を逃せば世界ランクは3位まで浮上する。(共同/SANKEI EXPRESS)
≪力の差見せつけ≫
2時間を超えたフルセットの戦いの勝負どころで、世界ランキング5位の錦織(にしこり)が世界15位のアンダーソンに力の差を見せつけた。日本勢単独最多のツアー通算9度目の制覇へ前進し「新しい優勝トロフィーを手に入れたい」と宣言した。
第2セットを奪われ、今大会初めてセットを落とした。それでも「相手はトップ5の選手じゃないので、いつか流れが来ると思っていた」と、挽回の機会をうかがっていた。第3セットの第1ゲームをブレークされたが、直後に第1セットのような集中力を発揮してブレークバック。一気に4ゲームを連取し、相手の勢いを止めた。