お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾(31)と中田敦彦(32)が、人気アニメ「プリキュア」シリーズの長編劇場版18作目「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪」(志水淳児監督、東堂いづみ原作)で声優に挑んだ。「チャラ男」の藤森、「理論武装SEXYモアイ」の中田といった普段のキャラクターそのままに、ユーモアたっぷりに悪役を好演した。
オールスターズシリーズ前作で悪役を務めた声優界の大御所、野沢雅子(78)から悪のバトンタッチを受けた2人は、「身の引き締まる思いです。僕らは(野沢が主演の声優を務める)『ドラゴンボール』の大ファンでもあり、うれしいですね」(藤森)、「ちょい役かと思ったら、物語の軸になって登場するんです。いいんですか? 幼い娘にも自慢できます」と声を弾ませた。
歌にせりふまで
本作は歴代のプリキュア40人が総出演。混乱に陥った歌とダンスの国「ハルモニア」を舞台に歌と踊りで奇跡を起こし、平和を取り戻すまでの姿が描かれている。2人が演じるのは悪党コンビのウタエン(藤森)とオドレン(中田)。プリキュアたちの歌と踊りの祭典「春のカーニバル」で司会の大役を務めているが、実はハルモニアを国ごと盗もうと画策する大盗賊で、プリキュアの力を奪おうと躍起になる危険な存在だ。