少し前に興味深い話を聞いた。AMEXが行っている“スモールビジネスサタデー”というキャンペーンについてだった。大量消費が進んで個人経営店が大型モールとの競争にあえぐ米国で、「小さなお店で買い物しよう!」と呼びかけ、小さな店舗を応援するというキャンペーンだ。このプログラムにオンラインで賛同すると、先着10万人に25ドル分のショッピングクレジットがプレゼントされ参加店舗で使えるというもので、ショップにとっても、消費者にとっても、結果的に25ドル以上のショッピングが多かったことからAMEXにとっても利益をもたらしただけでなく、PRやブランディングにもなった。ニューヨーク市長やオバマ大統領が賛同して買い物をしたことでも大きな話題になり、ほとんどの店舗で20~30%売り上げがアップしたそうだ。
このような仕組みは、“ソーシャル・デザイン”と呼ばれ、さまざまな企業がこの考え方を取り入れてキャンペーンを行っている。事例を調べていくうちに、J-WAVEでもこういう取り組みができないだろうかという思いを強めた。でき上がった企画は“J-WAVEを聴けば聴くほど東京の街が良くなる”というものだ。「TUNE INTO THE FUTURE~未来をつくる音楽放送局~」。これが新しいJ-WAVEのスローガンだが、“ラジオを聴くこと”が未来創造につながる、そんなことを具現化しようという試みだ。