映画「唐山大地震」(馮小剛監督)。公開中(松竹提供)。(C)松竹【拡大】
1976年7月、中国河北省の唐山市で暮らしていた4人家族を大地震が襲う。父親は死亡、母親(シュイ・ファン)はがれきの下敷きとなった幼い双子の姉弟のうち、なんとか弟だけを助け出す。時は流れ、地震で片腕を失った弟(リー・チェン)は企業家に。実は姉(チャン・チンチュー)は生存しており、軍人の養女となっていた。2008年5月、四川大地震が発生し、姉弟はそれぞれボランティアとして駆けつけ…。
馮小剛(フォン・シャオガン)監督が死者24万人を出した唐山大地震を10年に映画化。文革末期の当局の震災対応など、もっと政治的な背景が描かれていてもいい。公開中。(高橋天地(たかくに)/SANKEI EXPRESS)