マドンナ(56)やビヨンセ(33)、リアーナ(27)といった超人気ミュージシャンが自ら参画し支持する有料音楽配信サービスが世界31カ国でスタートする。ラップ歌手のジェイ・Z(45)が3月に買収した「Tidal(タイダル)」を刷新。月額9.99ドル(約1200円)で約2500万曲が聴き放題となる。欧米で急成長している無料で聴き放題の「スポティファイ」に不満を持つアーティストたちが結集したかたちで、すでにテイラー・スウィフト(25)が自身の全楽曲をスポティファイから引き揚げて大きな話題になった。ジェイ・Zは「音楽はタダではない」と訴えたが、利用者の支持を得られるかは分からない。
「今回の挑戦は、誰もが再び音楽に敬意を払い、その価値を認めるようにすることである」
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などによると、ジェイ・Zは、ニューヨークで3月30日に開いた新サービスの発表イベントで、こう語った。壇上には参画する3人の歌姫のほか、男性歌手のカニエ・ウエスト(37)らが次々と登場。順番に契約書にサインするパフォーマンスで観衆を沸かせた。