そして、受診した別の整形外科医は股関節には問題がなく、むしろ、仙腸関節(仙骨と腸骨の接合部)にずれが生じている仙腸関節症の可能性があると診断した。30分余りをかけて丁寧に診察してもらった。
今現在、その医師の元で、姿勢を矯正したり、体を柔軟にしたり、股関節周りに筋肉をつけるなどの運動療法に精を出し徐々に改善しつつある。
医師とどう付き合うか。長時間待っての短時間診療という現実を前に、あまりしつこく聞くと嫌がられないかと考えて質問を遠慮する患者が多い。アトピー性皮膚炎やアレルギー症など症状が改善しないまま、何人もの医師の間を漂流して悩んでいる「医者難民」も少なくない。
それでも納得いくまで質問し、決してあきらめず、信頼できる医者を探すべきだ。自分の体である。安易に手術を承諾した揚げ句、失敗されては取り返しがつかない。患者自ら本やインターネットなどを使って本気で病気と向き合う努力を怠らねば、医者との対話も怖くない。(気仙英郎/SANKEI EXPRESS)