昨年1月に韓国北部の坡州で、北朝鮮を非難するビラなどを大型風船に付けて飛ばす韓国の脱北者団体=2014年1月15日(聯合=共同)【拡大】
「神格化崩壊」に期待
イ氏はCNNのインタビューに、映画自体については「低俗すぎる場面が多く、一度も笑えなかったので、最後まで見る気になれなかった」と酷評した。ただ、「北朝鮮がこの映画を嫌うのは正恩氏を神でなく人間として描いているからだ」と分析。「彼はわれわれと同じように泣き、恐れ、そして暗殺される」とし、祖国の人々が映画を見てその素顔を知ることで、神格化が崩壊する効果に期待を示した。実際、映画で金氏は米女性歌手、ケイティ・ペリー(30)の熱烈なファンで、傷つきやすい心を持つ人物として描かれている。
英紙インディペンデントなどの報道によると、北朝鮮の農業学者だったイ氏は1995年に脱北。軍事境界線近くに住み、政権批判のビラや海外のニュースが聴ける小型ラジオなどを風船に付けて北朝鮮に散布する活動を展開。飛ばしたビラは約10年間で5000万枚に上るという。