□オリィ研究所・吉藤健太●CEO
政府は5年後にロボット市場を、現在の4倍の2兆4000億円に引き上げる新戦略を策定した。ロボットは産業用や医療・介護、災害現場での活用が期待されている。そんな中で、病気で学校に通えない子供や、単身の高齢者などの孤独をコミュニケーションロボットで解消しようという試みが注目されつつある。「OriHime(オリヒメ)」を開発したロボットベンチャーのオリィ研究所の吉藤健太●最高経営責任者(CEO)は「会いたい人に会えて、行きたいところに行ける社会をつくりたい」と話している。
--オリヒメとはどんなロボットか
「自らの分身として離れた家族や友人の元に置き、パソコンや携帯端末で遠隔操作する。体高20センチでコンパクトだが、目、耳、口があるので、操作する人は自分がその場にいるような感覚で、相手の姿を見て音を聞き、会話を楽しむことができる。うなずく、首を振る、手をたたくという動作によって感情を表現することもできる。このため相手にとっては、その人が本当にそこにいるような臨場感を得られる」