国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(左)と、父親で党創設者のジャンマリ・ルペン氏=2015年4月8日、フランス・首都パリ(ロイター)【拡大】
勢力を広げるフランスの極右政党、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(46)が8日、父親で党創設者のジャンマリ・ルペン氏(86)を批判する声明を出した。
ジャンマリ氏は先週、仏ラジオ番組で「ナチスのガス室(ユダヤ人虐殺)は、歴史上の些細な出来事に過ぎない」などと発言。物議を醸した。マリーヌ氏は声明で「彼には党を危機にさらす権利はなく、その発言は政治的自殺行為だ」と糾弾した。(SANKEI EXPRESS)