昨年2月にインタビューに答えるベン・E・キングさん=2014年2月16日、東京都港区(三尾郁恵撮影)【拡大】
被災地で学生らと交流
日本との縁は深く、震災後には「スタンド・バイ・ミー」の日本語版や坂本九さんの「上を向いて歩こう」などを収めた復興支援アルバム「ディア・ジャパン」(ユニバーサル ミュージック)を発表。テレビ番組の企画で被災地を歩き、ジャズ喫茶や東北大学のジャズオーケストラと交流した。
最後の来日公演となった昨年2月のインタビューでは「津波の様子を自宅のテレビで見て心が痛んだ。僕を必要としてくれるならいつでも駆けつけて、『スタンド・バイ・ユー』と皆さんを元気づけたい。音楽は心を動かし癒やし、何かをもたらしてくれる」と話していた。
昨年3月には米南部ニューオーリンズで復興支援コンサートを開催。ジャズの発祥地であるこの街も2005年のハリケーン・カトリーナで大きな被害を受けており、「2つの地域は傷みも苦しみも悲しみも同じ。両方に手をさしのべたい」と考え企画した。公演には米国在住のミュージシャン、大江千里さんも参加した。
「何度歌っても飽きない。カバーで一番好きなのは、ジョン・レノン。完全に自分の歌にしている。同じ曲が、発表した時、ジョンのカバー、映画の主題歌と3回もヒットしてスタンダードになりラッキーだった」と、名曲について語っていた。