次の訪問地、ロサンゼルスへ向け出発する安倍晋三(しんぞう)首相(左)と昭恵夫人=2015年1日、米カリフォルニア州サンフランシスコ(共同)【拡大】
安倍内閣の閣僚外遊が大型連休後半に入り、ピークを迎えている。安倍晋三首相(60)と対象閣僚13人の訪問国を地域別に見ると、計16カ国のうち9カ国が欧米で、人気の高さをうかがわせる。近隣のアジアは3カ国にとどまる。中国は1人、韓国ゼロで、領土や歴史認識問題を背景とした関係冷え込みを印象付けた。
欧米諸国のうち訪問者数でトップに立ったのは、首相を含め計4人の米国。首相は首脳会談に臨み、中谷元(なかたに・げん)防衛相(57)と岸田文雄外相(57)は日米4閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)に出席した。山谷(やまたに)えり子拉致問題担当相(64)は3日に訪米し、国際シンポジウムに出席。
フランスには下村博文(しもむら・はくぶん)文部科学相(60)が関係閣僚との会談のため、イタリアには林芳正(はやし・よしまさ)農林水産相(54)が国際博覧会(万博)で日本食の魅力をアピールするために訪問。林氏は英国にも足を延ばす。