【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「リピーテッド」(ローワン・ジョフィ監督)。5月23日公開(クロックワークス提供)。(C)2013_BEFORE_I_GO_PRODUCTIONS,INC.【拡大】
□映画「リピーテッド」
ニコール・キッドマン(47)って、いくつになっても綺麗(きれい)ですよね。まさに理想的美女。そんなニコール主演の最新作が「リピーテッド」(ローワン・ジョフィ監督兼脚本)。事故の後遺症で記憶が1日しかもたない女(ニコール)。傍らには献身的に尽くす夫(コリン・ファース)と、記憶を取り戻すために尽力する医師(マーク・ストロング)。物語はこの3人を中心に進んでいきます。
ハードル高い少人数芝居
ポイントはここ。3人なんですよ。おおよそ3人芝居なわけです。で、括(くく)りはミステリーというかサスペンス。ってことはね、主人公のニコールはさておき、残りの2人が怪しいと思うのが観客側の必然的な予測となり、2人のうち、どちらが怪しいのか? いや、両者とも怪しかったりするのか? 容易に展開が絞れるというか、予測がついてしまう。
観客心理としては、予測が当たって欲しいと願う半面、予測を上回るほどの裏切りを期待するわけです。そこで初めて満足感が得られる。要するに、少人数の芝居は、映画であれ舞台であれ、何気にハードルは高くなる-というのが常識中の常識なわけです。