主演映画のPRで来日した米人気俳優ジョニー・デップさん(左)と妻で女優のアンバー・ハードさん。多忙な2人はプライベートジェット機で世界を飛び回っている=2015年1月26日、東京都大田区・羽田空港(AP)【拡大】
これが大問題となった。世界最大の羊肉の生産・輸出国であるオーストラリアは、羊などへの感染症を水際で防ぐため、世界有数の厳しい動物検疫体制を敷いている。犬の場合は数週間かけて19段階もの検査過程を経る必要があるほか、ほとんどの動物には10日間の隔離期間を義務付けている。
オーストラリアのバーナビー・ジョイス農相(48)は、2匹をペットトリマー店に同伴するデップさんが目撃され、事実が判明したと説明し、14日、「ジョニー・デップだからといって、わが国の法律の対象外にはならない」と激怒。
さらに「16日までに国外に連れ出さなければ2匹を安楽死させることになる。これは冗談ではない。各国にはそれぞれ敏感になるべき事柄があり、わが国にとってはそれがバイオセキュリティー(生物の安全)に関する法律なのだ」と訴えた。
ネットは賛否両論
この措置に米紙USATODAYが「オーストラリアがデップの愛犬を殺すと脅す」との見出しで報じるなど米メディアが反応。英紙ガーディアン(電子版)は安楽死までのカウントダウンを表示し、ツイッターなど交流サイト上ではオーストラリアの動物検疫が厳し過ぎるとの批判が続出。請願サイトでは「お願いです農相! かわいい子犬を殺さないで」との請願書にファンら約1万3000人が署名する騒ぎとなった。