イスラム過激派の思想に共鳴するように世界中で次々と起きているテロ事件。日本にとっても決して対岸の火事ではない。約40年前にも日本中がテロの恐怖に震え上がった時代があった。1974年8月に起きた三菱重工丸の内本社爆破事件。死者8名、負傷者385名という日本の犯罪史上、未曽有の爆弾テロだ。
事件を起こした「東アジア反日武装戦線」と名乗る過激派組織は、日本が経済的にアジアを侵略しているとして、この事件を皮切りに企業をターゲットに次々と無差別爆弾テロを繰り返す。日本全土がパニックに陥る中、敢然と立ち向かった男たちがいた。その秘めた事実が『連続企業爆破テロ 40年目の真実~極秘資料が明かす警察と爆弾犯の攻防260日~』として5月22日(金)午後9時~10時52分の間で放送される。
警察は、表の捜査本部とは別に極秘の「裏本部」を立ち上げた。浮かび上がった容疑者の住居近くにアパートを借りて徹底監視、数人で代わる代わる尾行するなど、手間暇のかかる地道な捜査で犯行グループの全容を突き止める。