所属長会議を終えて退室する橋下(はしもと)徹市長=2015年5月18日、大阪市北区(村本聡撮影)【拡大】
橋下氏の引退撤回に対する期待は根強い。大阪系の維新幹部は「市長退任までまだ半年ある。可能性は低いが、橋下氏を慰留できないか考える」と語る。松浪健太幹事長代行も18日のフジテレビ番組で、橋下氏の将来的な国政転身に期待した上で「一枚岩でいないと、橋下氏が戻ったときの輝きが消える」と結束を呼び掛けた。
民主党出身議員を中心に「次」への動きも活発化した。幹事長には元民主党の松木謙公氏が浮上。松木氏は住民投票直前に都構想に関する党対策本部長に就き「1000人動員作戦」を指揮したことで大阪系にも高い評価を得た。ただ、松野氏を含め民主系が幹部を占めれば、憲法改正や集団的自衛権の行使容認といった主要政策への対応が変質することへの警戒感は残りそうだ。
野党第1党の民主党は当面、維新の動きを静観する構えだ。枝野幸男(ゆきお)幹事長は18日、記者団に「安保法制など重要な課題が目の前に迫っている。維新の党内事情に十分配慮しながらしっかり調整し、自民党と対峙(たいじ)したい」と語り、維新との共闘に意欲を示した。維新を巻き込んだ野党再編については「政策や理念で共通する仲間がいれば、できるだけ幅広く連携、協力をする」と述べるにとどめた。