また、松野氏は2月の党大会で「改革勢力を結集し政権交代を目指す」と決議したことを挙げ、「しかるべき時期に野党再編をやっていく時期が来る」と強調。民主党なども交えた将来的な野党再編に意欲を示した。
出身母体が異なる維新議員の中で、民主党出身の松野氏は橋下氏の直系に当たる大阪選出議員や、江田氏ら旧結(ゆ)いの党出身議員の信頼が厚く、両院議員総会では満場一致で選出された。
≪4分裂? 野党再編「草刈り場」にも≫
大黒柱を失うことになった野党第二党は、党の結束を保てるのか。「大阪都構想」という看板政策が否定された維新の党は19日、松野新代表の下で再出発を図ることになった。ただ党所属議員は、出身政党でほぼ同数の4つの勢力に大別され、微妙なバランスの上に成り立っている。松野氏は「是々非々」路線の継承を表明したが、かじ取りを誤れば“4分裂”で他党の草刈り場となる危険をはらんでいる。