既卒者限定で開かれた合同就職面接会=2015年4月、東京都新宿区(共同)【拡大】
都道府県別では、新潟と富山、福井が99.9%、埼玉と石川、鳥取、香川が99.8%で続いた。最も低かった沖縄の88.4%を除き、全都道府県で95%を上回った。
≪売り手市場でも 既卒者に厳しい目≫
大学生の就職率が4年連続で上昇する一方、就職活動の出遅れや内定辞退などが原因で、就職先が決まらないまま卒業を余儀なくされた人も多い。人手不足の中、企業はこうした既卒者の採用にも意欲的だが、選考基準は新卒者よりも厳しくなりがちで、求職者有利の「売り手市場」のなかでも楽観はできないのが実情だ。
内定辞退、就活出遅れ…
3月に国士舘大を卒業した男性(22)は4年生の秋に不動産会社から得た採用内定を辞退し、今でも就活を続ける。歩合制の高収入が魅力で厳しいノルマも覚悟していた。だが、内定者向けの研修で「入社1年後の在職率は1割程度」と聞いて、ショックを受けた。父親の反対もあり、辞退に踏み切ったという。
「正しい選択だったと思うが、友人よりも社会人のスタートが遅れてしまったことが不安だ。待遇よりも、働き続けられる社内の雰囲気を重視したい」と出直しを誓う。