既卒者限定で開かれた合同就職面接会=2015年4月、東京都新宿区(共同)【拡大】
東京都新宿区の「東京新卒応援ハローワーク」は学生だけでなく、卒業後に就活を続ける人も支援する。4月下旬に開催された既卒者限定の合同就職面接会には、2日間で延べ約360人が参加した。
東洋大卒の女性(23)は「演劇に夢中で、就活を始めたのは4年生の冬になってから」とスタートの遅れを悔やむ。「秋から奨学金の返済も始まるので、早めに決めたい」と表情を引き締めた。
新卒より高い採用ハードル
面接会の参加枠50社に対し、約170社が応募するなど企業側も人材確保に必死だ。ただ、都内のある参加企業の採用担当者は「自分が何をやりたいのか整理できないままの子が多い」と不満げだ。
「人が足りないからと無理に採ればすぐに辞められてしまい、お互いにとって無駄になる」と説明し、既卒者の採用のハードルは新卒者より高くしていると明かす。
東京新卒応援ハローワークの佐藤慎也室長は「在学中の敗因分析をしっかり行い、自分にどんな仕事が向いているかをあらためて客観的に知ることも有効だ」と既卒者にアドバイスした。(SANKEI EXPRESS)