観光客でにぎわう首都北京市の天安門広場で警備する武装警察隊員。中国当局は、歴史から天安門事件当時の記憶を消し去ろうとしている=2015年5月19日、中国(共同)【拡大】
事件の見直しを求め続けた著内な人権派弁護士、浦志強氏は「民族の対立をあおった」容疑などで昨年逮捕され、起訴された。
中国国内で天安門事件に対する関心が薄れつつあるが、海外では風化を食い止めようとする動きが広がっている。海外に亡命した元学生リーダーらは6月3日と4日にかけて、ワシントン、ロンドン、香港など世界各地で大規模な記念集会を行う予定だ。
また、インターネットを通じて、事件に関心がある関係者に対し、6月4日に自動車を運転する際に昼からライトを付ける「中国の未来を明るく照らす運動」を呼びかけている。「共産党一党独裁に暗闇に屈しない」との意味が込められるという。当日に黒い服を着て出かけるようにも呼びかけている。当局から摘発されにくい抗議活動を行い、事件の犠牲者を追悼するという。(中国総局 矢板明夫(やいた・あきお)/SANKEI EXPRESS)