米首都ワシントンで民主党下院議員らとの会合を終えたバラク・オバマ大統領(中央)とナンシー・ペロシ院内総務(右)=2015年6月12日(ロイター)【拡大】
しかし12日の審議では、これまで法案への賛否を明言していなかったペロシ氏が貿易調整支援法案への賛成がTPA法案成立のお膳立てをすることに懸念を示し、「反対票を投じる」と表明。これが民主党議員の大半が反対にまわる引き金となって、民主党の支持で貿易調整支援法案を可決するという共和党のもくろみは崩れ去った。
ペロシ氏は採決後の声明で「TPA法案成立の可能性は、安定的な道路整備法案の可決によって大きく高まる」と指摘しており、両党の間にある道路整備の財源をめぐる対立の解消が共和党にとって突破口になる可能性もある。ただし一部には「ペロシ氏による時間稼ぎ戦術だ」との見方もあり、今後の進展は不透明だ。